スピーディな融資が可能に
中小企業やフリーランスの資金繰り支援が広がりを見せています。
地銀などの地域金融を取り巻く経営環境が厳しさを増す中、政府はファインテックなどデジタル化を改革する好機と捉えており、様々な金融サービスの多様化の推進している動きがあります。その中でもオープンAPIといわれる金融機関と外部の事業者が案安全にデータを連携できるようにする仕組みを利用したクラウド会計ソフトによる金融機関と連携した融資が実現しています。
クラウドを使った会計ソフトが資金繰りを支援する
クラウドを使った会計ソフトは、のシステムを他の金融機関の口座データを分析し、その動きを数値化することでその企業が持つ信用（与信）をリアルタイムに提供し、金融機関と連携することでスピーディな融資が可能となります。
会計ソフトにより、資金繰りなどの蓄積したデータを基に事前に借入可能額や金利をあらかじめ試算し、顧客は審査を通る前提の融資のみを表示し申込への心理的なハードルが下がります。
比較的低料金で利用できる会計ソフトの利用は中小企業や個人事業主が中心です。事業内容や借入、その他の事項を専用サイトに入力するだけで事業計画書を作成することを効率化できます。
クラウド会計ソフトの特徴
会計ソフトが利用したことがなく、経理に手間をかけたくない会社でも、クラウド会計ソフトであれば比較的簡単に経理・決算が行え、経理作業を効率化できます。
- 多くの会計ソフトは低コスト
- サポートも充実している
- クラウドなので、ソフトの更新の必要ない
- 既存ソフトからのデータ移行可能
税理士任せだったユーザーでも、クラウドならいつでもどこでもすぐに財務状況が把握できます。
オンライン融資
会計ソフトは金融機関と連携し、財務データをリアルタイムで分析することでオンライン融資を実現しています。
- 弥生（法人、個人事業主向け）
- マネーフォアード（金融機関に与信モデルを提供）
- ｆｒｅｅｅ（資金繰りを予測、融資を提案）
オンライン融資は、2000年ごろから銀行が「スコアリング審査」開発し、取り組んでいましたが、貸し倒れが多く発生し、あまり普及しませんでした。ファインテック企業の技術と口座データをＡＩにより分析することで、中小企業の融資を短期間で実行することができるようになりました。
金融機関、カード会社と提携し無担保で融資を提供
金融機関との連携
中小企業にとっては融資の書類手続きも煩雑で、面談後も実際に審査に通るかわりません。銀行の従来の対面審査では、財務諸表や事業内容を銀行員が経営者からヒアリングするなど時間をかけ提出書類も煩雑です。
クラウド会計ソフトでは、企業の信用度を多面的に評価することができます。借り手の発注から日々の口座の入金と支払いを評価し、事業内容や借入状況をなどを入力するだけで事業計画書をフォーマット出力することが可能で、政府系金融機関の創業融資の申請に対応しています。
カード会社との連携
企業間の決済や財務情報のリアルタイムデータを活用することで、与信スコアを算出し、手数料を差し引いた金額を入金するカード会社のサービスも利用できます。（要審査）
ファクタリングの仕組みを利用
会計ソフトと金融サービスを連携することで「ファクタリング」をる利用することができます。
通常のファクタリングであれば債権譲渡の手続きなど利用者にとって面倒な契約を行わなければなりません。金融サービス事業者と会計ソフト会社が提携により、効率よくファクタリングの機能を実装し資金繰りを支援します。
会計ソフトとデータを連携させ、ソフト上で作成した請求書を自動的に読み込み、売上債権の回収代行の形式をとることで、売上の早期入金が可能となります。
クラウド会計ソフトfreee
無料から使える、シェア No.1 のクラウド会計ソフト freee（フリー）
初めての決算書作成や確定申告も、簡単に行えます。中小企業の経理・会計を自動化し、時間を削減。消費税増税やマイナンバー制度など税制・法制改正に無料で自動対応するから安心。
取引先への請求書の発行ができ、請求書を発行すると内容を自動で帳簿づけすることができ、請求書の作成と帳簿づけを一括で終えられます。
作成した創業計画書をもとに、freeeが紹介する税理士による面談を無料で受けることができ（東京都内事業者限定）、さらに希望者は税理士による融資手続きの申請支援サービスを有料で受けることもできます。
ネットバンクやクレジットカードをfreeeに連携すると、日付や金額、取引先などの利用明細を自動で取得し、データからAIを使って勘定科目などを推測します。
レシートや領収書もスマホで撮影してかんたんに経理処理ができます。
スマホアプリを利用すれば、レシート画像をAIが自動解析し、文字情報から自動で経費などを入力できます。
freeeの実績
クラウド会計ソフト・クラウド給与計算ソフトシェアNo.1
- クラウド会計ソフト市場でのシェア1位(※2016年8月デジタルインファクト調べ)
- 法人が使うクラウド会計ソフトのシェア1位（※2017年9月MM総研調べ）
- クラウド給与計算ソフト市場でのシェア40%(※2016年3月MM総研調べ)
100万ユーザーが利用。対応税理士・会計士事務所は4,000を突破
- 業種業態を問わず普及。47都道府県すべてに対応税理士様がいます
対応金融サービス数 No.1
- 全国3,630の銀行・クレジットカードと連動し経理を自動化(※2016年11月現在)
freeeのメリット
スマホ”に完全対応
- スマートフォン・タブレット専用アプリを用意。
- 領収書の管理〜確定申告までスマホで完結させることが可能です。
- 「スマホで申告まで完結できる」という手軽さが人気の理由です。
会計・簿記の知識がいらない 初心者でも安心
- 銀行・クレジットカードと連携して自動処理
- ステップに沿って質問に答えるだけで確定申告書類を作成
弥生シリーズ（青色申告/白色申告/会計オンライン/Misoca）
「弥生シリーズ」製品ラインアップ
フリーランスや個人事業主の方向けの確定申告ソフト
①「やよいの白色申告 オンライン」
②「やよいの青色申告 オンライン」
法人の方向けの会計ソフト
③「弥生会計 オンライン」
個人/法人の方向けの請求管理サービス（請求書・見積書・納品書・領収書作成）
④「Misoca」
やよいのポイント
【ポイント1】クラウド確定申告ソフト利用シェアNo.1は「弥生」
2014年にサービス提供を開始して以来、たくさんの事業主の方々にご利用いただき、弥生のクラウド確定申告ソフトが“シェア55.4％”で最も使われているクラウド確定申告ソフトになりました。
※「クラウド会計ソフトの利用状況調査」（2018年3月）－MM総研調べ
【ポイント2】ダントツの価格メリット
①「やよいの白色申告 オンライン」
初期費用・月額がずっと0円で白色申告が行えます。
②「やよいの青色申告 オンライン」
確定申告に必要な全ての機能が初年度0円で使える“初年度無償キャンペーン”あり。
③「弥生会計 オンライン」
2か月の無料体験プランあり。
④「Misoca」
ずっと無料でご利用いただける無料プランもあり。
2019年7月現在
【ポイント3】業務サービスの利用がはじめてでも、かんたんに使える製品設計
日々の記帳から確定申告/法人決算/請求管理まで全ておまかせ！
確定申告であれば、簿記・会計の知識がなくても10万円/65万円控除の青色申告ができます。
シンプルなデザインと分かりやすいナビゲーションで、はじめての方でも迷わせません。
かんたん・やさしい”機能例
・かんたん取引入力
日付や金額などを、家計簿感覚で入力するだけで入力完了＆自動処理！
・スマート取引取込
銀行明細やクレジットカード、Webサービスなどと連携して、取引データをソフトに自動取込＆自動処理！
さらに、専用スマホアプリを使えばカメラでレシートを撮るだけで、レシートの内容を会計ソフトに取り込めます。
・確定申告/法人決算書類の作成
必要な手順が一目で分かる！
ガイダンスに沿って入力するだけで、控除額を自動計算＆書類作成が完了！
【ポイント4】業界最大規模のカスタマーセンターによるサポート力
電話・メール・チャットで、お客さまの業務を徹底フォロー！！※
ソフトの導入方法や操作方法にお答えするのはもちろん、確定申告のお悩みやマイナンバーに関する相談、法人の方なら会計経理業務のご質問や決算の疑問など、業務に関する困りごとに広く対応。
※サポート付プランに限ります
【ポイント5】クラウドならではのメリット
・MacでもWindowsでも使えます。
・バージョンアップ不要で、いつでも最新バージョンを使えます。
・インターネット環境があればいつでもどこでも使えます。
・インストール不要でパソコンも軽々、導入もかんたんです。
・マシントラブルでもデータは自動バックアップだから安心です。
まとめ
クラウド会計ソフトは資金繰りの支援までサービスが広がります。
様々な金融機関とシステムを連携し企業間決済や財務情報のデータをリアルタイムに分析できることが大きなメリットです。企業実績や信用情報をもとに融資が可能か審査を行い、オンライン融資を次々に開発しています。
中小企業はもとより、企業に属さないフリーランスに対しても信用スコアに応じて即時に売掛金を入金することも研究されています。フリーランは国内で1000万人を超えるといわれ、各金融機関は、このようなフィンテックの開発、連携は今後も広がっていきます。
